孤独の強化

異能力を持ったものはその能力ゆえに孤独を感じるわけで、「七瀬ふたたび」も見てるんだけど、今週、七瀬はその能力のことを親友ルリに打ち明けて、「化け物!」とののしられてしまいました。あれだけ七瀬のことを想ってた子が、そういうこと言うのかね?言うにしたって「化け物!」はないよー。
喰霊」でも神楽が霊に憑かれた先生を斬るところを、仲良しのともだちに見られることで、「自分で殺したくせになんで泣いてんのよ!」と責められたりする。あとで和解するけど、なんかどっちも親しいひとたちの反応が、主人公の孤独を強めるための装置というか、台詞にとってつけたような感があって、それまでにも非日常的なことは布石のように起こっていたわけなんだし、「実は…」っていう友人の告白に対して、いきなり責めてののしるっていうのはどうかと思うんだけど。
別にリアルを求めてるわけじゃないんだけど、ちょっとお決まりな反応に対しては「そりゃないよ」って思う。