美しいこと
- 作者: 橋本みつる
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2008/07/10
- メディア: コミック
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でも基本的な、「感じること」は変わらないってことを、みんな頭に置いといてもいいんじゃないのかなあ。
主人公の女の子と違うところ。
主人公の女の子は通学の電車に乗っているときに見える家並みに、「このびっちり並んだ屋根の下全部に4〜5人ずつ人が住んでるのか!?」と、気持ち悪くなって吐いてしまうんだけど、わたしは同じものを見て同じことを思って、ほっとする。
電車から町並みを見て、ひとが住んで、生きて、それぞれがちまちまと生活していることを思ってほっとする。こんなにたくさんひとがいて、自分がそんな大勢の中のひとりであることにほっとする。
ハルヒはぞっとしたんだったっけか?
自分が特別な存在じゃないことに。
みんな特別でみんなおんなじだって思うんだけどな。ありんこみたいな存在だって思えるからこそ、自分が生きていることを許せる。生きていてもいいじゃないかって思えるんだけどな。